Frode Gjerstad Trio
Big Apple
2018年6月3日(日)
イベント情報
タイトル
Frode Gjerstad Trio
開催日
2018年6月3日(日)
詳細
Frode Gjerstad Trio
Japan Tour 2018
FRODE GJERSTAD[altosax.clarinet]
PAAL NILSSEN-LOVE[drums]
JON RUNE STROM[double-bass]
wiki
ペーター・ブロッツマン、エヴァン・パーカー他、数々のフリージャズ界のツワモノたちと共演してきたノルウェーのサックス奏者FRODE GJERSTAD率いるトリオ。
欧州フリー・ジャズ・シーン最後の巨人が遂に来日!
伝統的なジャズ・スタイルに早くから民族音楽の要素や国民性を反映した美的感を取り入れ、ECM等のレーベルを通じて極めて個性的な音楽を世界に向けて発信して来た北欧の小国ノルウェー。国民的サックス奏者であるヤン・ガルバレクの経歴を振り返ると、ファラオ・サンダーズやガトー・バルビエリらフリー・ジャズ系リード奏者の影響がむき出しのデビュー当時から、今日のガルバレクが奏でるイージー・リスニング・エスノ・ジャズに至るまで、絵に描いた様に明快な軌道が見える。それをそのままノルウェーのジャズの歴史と解釈する者は少なくないだろう。しかし70?80年代を通して続いたガルバレクとその仲間たちの支配的な影響力の影で様々な音楽スタイルがうごめき、数多くの知られざる物語が展開していた。フローデ・イェシュタはその中でも特に重要な物語の主人公である。
1948年スタヴァンゲル市に生まれたイェシュタは根っからの前衛ジャズ・ミュージシャンである。元々はトランペット奏者として即興演奏に携わるようになったものの、アルバート・アイラーやエリック・ドルフィーに魅了されて21歳でサックスに転向。71年年から数年の間ノルウェーよりもフリー・ジャズが盛んだったスウェーデンに滞在し、多くのミュージシャンと共演。75年にスタヴァンゲルに戻るや否や、同じく地元出身の鍵盤奏者アイヴィン・オネ・ペダーシェンと意気投合、即興演奏を様々な側面から探るべくデュオとして、更に他の演奏家も交えながら活動を続ける。
81年、イェシュタは SME(Spontaneous Music Ensemble)の創立メンバーとして知られるイギリス人ドラマー、ジョン・スティーヴンスと運命的な出会いを果たす。イェシュタ、ペダーシェン、スティーヴンスはトリオを結成し、これをDetailと命名。翌年ペダーシェンの退団と共に南ア出身のベーシスト、ジョニー・ディアニが参加。ディアニの没後(86年)はポール・ロジャーズ、続いてケント・カーターがベースを担当した。Detailは時にボビー・ブラッドフォード(tp)やビリー・バング(vln)を4人目のメンバーとして迎えながら94年にスティーヴンスが他界するまで活動を続けていた。Detailの面々に加え、イェシュタはこれまでボラ・バーグマン(p)、ニック・スティーヴンス(b)、ルイ・モホロ(ds)、ポール・ラザーフォード(tb)、ペーター・ブロッツマン(s、cl)、ハミード・ドレイク(ds)、ウィリアム・パーカー(b)、エヴァン・パーカー(s)、ケヴィン・ノートン(ds)、トニー・マーシュ(ds)、サビール・マッティーン(s)、ハン・ベニンク(ds)といった、正にインターナショナルな強者たちと共演したりグループを組んだりしている。また、イェシュタはノルウェーの若手にもアヴァンギャルド・ジャズの魅力を伝えるべく、90年代初頭スタヴェンゲルにてCirculasione chestraを結成。フリー・ジャズ界有数のこのビッグ・バンドは当初から積極的に電気楽器やロック・リズム、エレクトロニクス、ノイズ等を要素として取り?入れ、定期的にではあるが現在も意欲に満ちた活動を続けている。この実験的なグループの初代メンバーには期待の新鋭ポール・ニルセン・ラヴもいた。Circulasione Totale Orchestraと行行して、より身軽な編成を実現するべくイェシュタはオーケストラの心臓部であるニルセン・ラヴ(ds)、オイヴィン・ストレスン(b)と共にFrode Gjerstad Trioを結成、国際的な活動をスタート。2011年にベーシストがストレスンから若手の逸材ヨン・ルーネ・ストレムにバトンタッチしたことにより、今回来日するのはますますパワーアップした新しいフローデ・イェシュタ・トリオである。
フローデ・イェシュタのアルト・サックスは日本のファンにきっと強烈な印象を与えるであろう。有り余る程のスピード感とパワーはもちろん、極めて肉声的な音色も凄まじく、まるで魂の叫びのように聴く者の胸元に突き刺さる。ペーター・ブロッツマンはイェシュタをズバリ「アイツは吹ける!」と評している。
アトミックやザ・シングを始め
Japan Tour 2018
FRODE GJERSTAD[altosax.clarinet]
PAAL NILSSEN-LOVE[drums]
JON RUNE STROM[double-bass]
wiki
ペーター・ブロッツマン、エヴァン・パーカー他、数々のフリージャズ界のツワモノたちと共演してきたノルウェーのサックス奏者FRODE GJERSTAD率いるトリオ。
欧州フリー・ジャズ・シーン最後の巨人が遂に来日!
伝統的なジャズ・スタイルに早くから民族音楽の要素や国民性を反映した美的感を取り入れ、ECM等のレーベルを通じて極めて個性的な音楽を世界に向けて発信して来た北欧の小国ノルウェー。国民的サックス奏者であるヤン・ガルバレクの経歴を振り返ると、ファラオ・サンダーズやガトー・バルビエリらフリー・ジャズ系リード奏者の影響がむき出しのデビュー当時から、今日のガルバレクが奏でるイージー・リスニング・エスノ・ジャズに至るまで、絵に描いた様に明快な軌道が見える。それをそのままノルウェーのジャズの歴史と解釈する者は少なくないだろう。しかし70?80年代を通して続いたガルバレクとその仲間たちの支配的な影響力の影で様々な音楽スタイルがうごめき、数多くの知られざる物語が展開していた。フローデ・イェシュタはその中でも特に重要な物語の主人公である。
1948年スタヴァンゲル市に生まれたイェシュタは根っからの前衛ジャズ・ミュージシャンである。元々はトランペット奏者として即興演奏に携わるようになったものの、アルバート・アイラーやエリック・ドルフィーに魅了されて21歳でサックスに転向。71年年から数年の間ノルウェーよりもフリー・ジャズが盛んだったスウェーデンに滞在し、多くのミュージシャンと共演。75年にスタヴァンゲルに戻るや否や、同じく地元出身の鍵盤奏者アイヴィン・オネ・ペダーシェンと意気投合、即興演奏を様々な側面から探るべくデュオとして、更に他の演奏家も交えながら活動を続ける。
81年、イェシュタは SME(Spontaneous Music Ensemble)の創立メンバーとして知られるイギリス人ドラマー、ジョン・スティーヴンスと運命的な出会いを果たす。イェシュタ、ペダーシェン、スティーヴンスはトリオを結成し、これをDetailと命名。翌年ペダーシェンの退団と共に南ア出身のベーシスト、ジョニー・ディアニが参加。ディアニの没後(86年)はポール・ロジャーズ、続いてケント・カーターがベースを担当した。Detailは時にボビー・ブラッドフォード(tp)やビリー・バング(vln)を4人目のメンバーとして迎えながら94年にスティーヴンスが他界するまで活動を続けていた。Detailの面々に加え、イェシュタはこれまでボラ・バーグマン(p)、ニック・スティーヴンス(b)、ルイ・モホロ(ds)、ポール・ラザーフォード(tb)、ペーター・ブロッツマン(s、cl)、ハミード・ドレイク(ds)、ウィリアム・パーカー(b)、エヴァン・パーカー(s)、ケヴィン・ノートン(ds)、トニー・マーシュ(ds)、サビール・マッティーン(s)、ハン・ベニンク(ds)といった、正にインターナショナルな強者たちと共演したりグループを組んだりしている。また、イェシュタはノルウェーの若手にもアヴァンギャルド・ジャズの魅力を伝えるべく、90年代初頭スタヴェンゲルにてCirculasione chestraを結成。フリー・ジャズ界有数のこのビッグ・バンドは当初から積極的に電気楽器やロック・リズム、エレクトロニクス、ノイズ等を要素として取り?入れ、定期的にではあるが現在も意欲に満ちた活動を続けている。この実験的なグループの初代メンバーには期待の新鋭ポール・ニルセン・ラヴもいた。Circulasione Totale Orchestraと行行して、より身軽な編成を実現するべくイェシュタはオーケストラの心臓部であるニルセン・ラヴ(ds)、オイヴィン・ストレスン(b)と共にFrode Gjerstad Trioを結成、国際的な活動をスタート。2011年にベーシストがストレスンから若手の逸材ヨン・ルーネ・ストレムにバトンタッチしたことにより、今回来日するのはますますパワーアップした新しいフローデ・イェシュタ・トリオである。
フローデ・イェシュタのアルト・サックスは日本のファンにきっと強烈な印象を与えるであろう。有り余る程のスピード感とパワーはもちろん、極めて肉声的な音色も凄まじく、まるで魂の叫びのように聴く者の胸元に突き刺さる。ペーター・ブロッツマンはイェシュタをズバリ「アイツは吹ける!」と評している。
アトミックやザ・シングを始め